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2008年02月27日
夜の単発ブログ小説① 『ひやーきおーがん』
時計の針は、
深夜2時6分をさしていた。
葉子は、深いため息とともに、
セーラムライトのタバコの煙をはく。
部屋中にたちこめる白い煙とは裏腹に、
ため息はすぐに消えてなくなった。
ベッドの上。
彼女の傍らには、
泥のように眠る男がひとり。
さきほどまでのあの醜態が嘘のようだ。
荒々しい吐息とともに、
葉子の乳頭に噛り付く。
昼間の陽光に照らされた純白のシーツが、
ぐしゃぐしゃになるほど彼女は弄ばれたのだ。
「男ってほんと…、勝手…」。
彼女の乳房には、
まだ男の握力の感触が残っている。
人差し指と中指に触れるほど短くなったタバコを吸い、
男の食べ残しが盛ってある皿に吸殻を押し付ける。
ジュッ。
タバコの火が消える音に気がついたのか、
男は目を覚まし声を張りあげた。
『おぎゃーおぎゃーおぎゃーおぎゃー』
「まー、よしおちゃーん、どしたーんでちゅーかー?」
「おきちゃいまちたねーーーー」
『おぎゃーおぎゃーおぎゃーおぎゃー』
「あーよちよちよち、ね、いーこだから泣かない泣かない」
「ほーら、お母さんみてー、ねーいないないばーーーーー」
<終劇>
赤ちゃん夜鳴きで困ったら、
こちらをぜひお試しください。
※この物語はフィクションであり、
この物語の登場人物、団体は作者の妄想が生み出した産物です。
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